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共和党外交の再建はできるか
―― アメリカファーストと国際主義の相克

ジェラルド・F・セイブ 戦略国際問題研究センター シニアメンター

Can Republicans Find Consensus on Foreign Policy?: The GOP Must Reconcile Its New Populism and Old Internationalism

Gerald F. Seib 戦略国際問題研究センター・シニアメンター。前ウォール・ストリート・ジャーナル紙ワシントン編集長、「キャピタル・ジャーナル」コラムニスト。

2024年2月号掲載論文

共和党の政治家たちが外交政策をめぐって火花をちらすなかで、われわれが注目すべきは、「レーガン時代の国際主義」と「トランプ時代のアメリカファースト」の衝動が一貫した戦略と世界ビジョンへまとめられていくかどうかだ。共和党系外交専門家の多くは、二つの立場の間に共通基盤は存在するし、政治家たちの発言ほどには、共和党支持層は新孤立主義に傾倒していないとみている。そうした統合を実現するには、中国や台湾、貿易、同盟国の責任分担を含む一連の中核アジェンダについての党としてのコンセンサスが必要になる。もちろん、2024年に誰が指名候補になるかで流れは大きく左右される。例えば、共和党の予備選でトランプではなく、国際派のヘイリーが勝利すれば、党にとって大きく異なる道が開けてくる。・・・

  • レーガンとトランプ
  • 国際主義の時代
  • アメリカファーストの台頭
  • 新しいコンセンサスを求めて
  • 今後の課題

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